回想 老神温泉の湯めぐり3 老神温泉街
最後にこの温泉地について。
伝説の湯めぐりを楽しもうと思ったおいらだが、この地を歩いてみるととても静かだった。
山間の景色はとても綺麗でのどかな空気。都会の喧騒のないゆったりした時間が流れているようだった。
ところが静かで落ち着く反面、にぎやかさというか活気があまりなかった。
土産物を売っている店は泊まった旅館「山口屋」のそばにはあったが、それ以外には商店が見当たらない。
温泉街というより古びた田舎町といった風情だ。
歩いてみると、あちこちに廃墟が立ち並ぶ。かつては湯治場であったであろう旅館跡から蕎麦屋やラーメン屋などの食事処、誰かの所有していた別荘らしき建物。
人の数が圧倒的に少ない。
寂れた温泉街とはこういうものだ、そんな現実を突き付けられた気分だった。
あまり人が来ないせいか、お盆休みにもかかわらず予約があっさり取れた。
湯めぐりをする人も多くないせいか、おいらに対するおもてなしもかなり手厚い。
こんなにいい温泉なのに人が来ないというのはかなりさびしい。
おいらの指の傷も完全に癒えたほどすごい温泉ならみんな来てほしいと思う。
このブログを見た人が少しでも老神温泉に興味を持ってくれることを、さらに言えば老神温泉に入ってその凄さを体験してほしいと思う。
おいらは1月8日からもう一度老神温泉に行った。前回入れなかった湯に浸かるために!