回想 老神温泉の湯めぐり1 老神温泉の伝説
書くネタに困ったので以前書いた老神温泉のことを思い出してみる。
ここでのことはおいらに温泉街の問題について考えさせられるきっかけになった。
沼田駅からバスに揺られ30分弱。
ようやく着いた頃には1時を回っていた。
温泉街、というより山中の集落のようであった。
那須の温泉街など有名所とは全く雰囲気が違う。
一旦旅館に荷物を置いて置こうかと思ったが、旅館が開くのは2時頃。
昼食は買って来た菓子パンを近くの足湯を楽しみながら食べる。
やっぱり開く時間確認しておくべきだった。
その後、ようやく開いた旅館に荷物を置き、フロントで湯めぐり手形(1500円)を購入。せっかく伝説の湯の地へ来たのだから温泉に入って入りまくりたい。
老神温泉の名の由来は、この地に伝わるある伝説から来ている。
その昔、赤城山の神と日光男体山(二荒山)の神が現在の戦場ヶ原で領地争いをし、それぞれ蛇と百足に化けて争った。
そして、蛇に化けた赤城山の神は矢傷を負ってこの老神の地へ戻り矢を抜いて地面に刺した。
するとそこから温泉が湧き出し、これに浸かった赤城山の神である蛇の傷はたちどころに癒えた。
元気を取り戻した赤城山の神は見事に百足に化けた日光男体山(二荒山)の神を追い払った。そして、この温泉は「追い神」と呼ばれるようになったという。
この伝説により、ここ老神では蛇を神として奉り神輿も蛇を模している。
そのせいかあちこちに蛇神様に捧げるためか、蛙の像が置いてある。
この神輿長さはなんと108.22m!説明書きによれば世界一長い神輿としてギネス記録に乗っているのだとか!
神様の傷を癒した温泉…ここの温泉は神様のご利益がありそうだった。